ビジネスパーソンの英語コミュニケーションのために
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学習方法質問コーナー

英語の学習についての疑問にETNの代表がお答えするコーナーです。疑問のある方は是非ご連絡ください。
英会話学校にずっと通ってるけどぜんぜん上達しないのはなぜ?
定型表現の丸暗記だけでは非効率です。英会話学校では、よく使う表現を覚えたり、誤った表現を直してもらうことがメインになりがちですが、自分の言いたいことを自由に表現できるようになるためには、語彙や文法を基礎から学ぶことが必須です。
繰り返しがないため脳に定着しません。大人の脳は、ものごとを記憶するためには繰り返しを要求します。その場その場で教えてもらっても繰り返しがないため、次にその表現が必要になったときには忘れてしまっています。
“変な”英語が身に付きやすくなります。語彙や文法を基礎から学ばずに話すことを強要されると、講師に修正される前の、自分で苦労して生み出した変な英語が脳に定着しやすくなります。
学習時間が圧倒的に足りません。英会話学校に1週間2回通うだけでは、せいぜい年間100時間くらいしか英語に触れていないことになります。年間100時間では、いくら効率的に学習しても、ビジネスで英語を使えるようになるまでには少なくても10年以上かかります(高校卒業以来あまり英語に触れていない場合)。
TOEIC®で高い点数をとっても仕事で使えないのはなぜ?
TOEIC®は「読む・聞く」能力だけを判定するテストです。TOEIC®の点数が高くても、「話す・書く」能力も備えないと仕事では全く使えません。残念ながら、800点を超えても簡単な打合せもこなせないような人が沢山いることは事実です。かつての著者もそうでした。
「話す・書く」能力を鍛えるには「読む・聞く」能力とは異なる訓練が必要です。「話す・書く」ときの脳内の処理は「読む・聞く」ときの脳内の処理とは異なるからです。「話す・書く」ための脳内の処理を「自動化」するには、音読・リピーティング・書き写し・ディクテーション・シャドーイング等を学習の進捗状況に合わせて、適切に組み合わせて行うことが効果的です。
「読む・聞く」能力だけを鍛えることは非効率な学習方法です。インプット(読む・書く)を繰り返すよりも、インプットしたことを何度もアウトプット(話す・書く)することの方が、記憶が脳に定着しやすくするということが脳科学の研究でわかっています。
円滑なコミュニケーションに必須となる、社会言語要素や、ことば以外にコミュニケーションに影響を与える要素は、TOEIC®に特化した学習で習得することは不可能です。ネイティブと実際にやり取りし、指摘を受けつつ学ぶべきことが多いのがコミュニケーションのための英語です。
聞き流すだけでペラペラになるって本当?
語彙や文法構造を理解せずに例文をただ丸暗記する「聞き流すだけ」の方法は、脳科学から見ても極めて非効率な学習方法です。大人の脳は、子どもと違い丸暗記は不得意です。理解してその理屈を覚えることが得意な脳を持つ大人が、この方法で全ての例文を丸暗記するのは相当な時間がかかります。また、たとえ時間をかけて全ての例文を丸暗記することができたとしてもペラペラにはなれません。ペラペラとは自分の言いたいことを自由に表現できることです。
定型表現をいくら丸暗記しても、自分の言いたいことを自由に表現することは不可能です。ビジネスの全ての状況に対応できる全ての定型表現を丸暗記することは、一生かけても無理でしょう。語彙・文法を基礎から学習し、それらを組み合わせて無限の文を作れるようにする方がより近道です。
聞き流すだけでは、「インプット」にも「アウトプット」にもならないため、第二言語習得研究の立場からも、ペラペラになることは不可能です。第二言語習得研究では、確かに多量の「インプット」が必要と言われていますが、その「インプット」とは、語彙や文の構造を理解しながら聞くこと、読むことです。
中学・高校と6年間英語を勉強したのに英語を話せないのはなぜ?
日本の中学・高校での英語の学習は、英文を日本語に訳して内容を理解する文法訳読方式が未だメインです。この学習方法では、いくら時間をかけてもコミュニケーションのための英語は身に付きません。英語を話せるようになるためには、すなわちコミュニケーションのための英語を身につけるためには、英語を英語のまま理解し、英語を英語のまま発信するための「自動化」を促進する「作業」が必要になります。英語を「勉強」と捉えている限り、今後も、中学・高校での英語の授業だけでは英語を話せるようにはならないでしょう。
圧倒的に学習時間が足りません。英語を習得するには少なくても3,000時間の学習が必要です。中学校と高校での英語の授業時間の合計は約780時間。自主学習で同じくらいの時間を費やしたとしても1,500時間程度にしかなりません。これでは英語を話せなくても当然と言えるでしょう。中学・高校での英語の学習は、その方法も学習時間も、英語を話せるようになるためにはほど遠い状況ということです。
大人になってから英語を習得することは可能なの?
人間の脳の記憶容量は歳とともに大きくなるので、年齢に関係なく英語は習得できます。一般的に脳の神経細胞の総数は歳をとるにつれて減少することがわかっています。しかし、神経回路は歳をとるにつれて増加します。つまり、記憶力は年齢とともに低下するどころか、向上するということです!
歳をとると記憶力が落ちたと感じる理由は、大人になると得意とする記憶の種類が変化することが一つの原因です。子どものころは「九九」や絶対音感のような、意味のないことの丸暗記が得意ですが、大人は、そのような丸暗記は苦手になります。一方で大人は、物事をよく理解して理屈を覚える能力が向上します。従って大人が、子どもがことばを覚える様に英語を習得しようとしても無理です。大人には大人の言語の習得方法があります。それは、「理解」し「記憶」したことを「自動化」することです。これが、大人が英語を習得するための効率的な学習プロセスです。
記憶力が落ちたと感じるもう一つの理由は、大人になると何事に対しても好奇心や探究心が薄れてしまうからです。脳は合理的ですので、興味がないことを簡単に記憶しようとはしてくれません。英語や英語圏の文化に興味を持つこと、それが無理であれば、興味のあることを英語で「読み・書き・聞き・話す」ことが、英語の習得を効率的にしてくれます。
グローバルなビジネス環境で生き残っていくには英語力だけで大丈夫?
ビジネスの世界では、もはや英語ができることはメリットではなく、英語ができないことがデメリットになっています。そして、単に英語力だけではなく、グローバルにビジネスを成功させる能力が必要とされています。それは、仕事力、世界標準のビジネス知識と教養、論理的思考力、そして世界標準のビジネス・コミュニケーション能力に分けられます。
世界標準のビジネス・コミュニケーション能力は、「ことばの能力」と「ことば以外の能力」に分けられます。「ことばの能力」とは、ビジネスで通用する英語力であり、適切で正確なコミュニケーションに必要な能力です。一方で「ことば以外の能力」とは、コミュニケーション上のルールやマナー、ボディ・ランゲージや、交渉術など、ことば以外でコミュニケーションに重大な影響を与える要素をいい、円滑で効果的・効率的なコミュニケーションに必要な能力です。
英語を習得するにはどれくらいの時間が必要なの?
英語を習得するには最低でも3,000時間の学習が必要です。これはアメリカ国務省の統計、カナダでの事例、ETNのTutorへのアンケートなどを総合した結論です。日本の中学・高校での英語の学習時間は、自主学習を含めても1,500時間程度ですので圧倒的に不足していることがわかります。
高校卒業以来ほとんど英語に触れていなければ、あと1,500時間の学習が必要です。1日1時間学習したとして約4年、英会話学校に1回1時間のレッスンを1週間に2回受けた場合は約14年かかることになります。これは時間以外の要素を無視した場合です。学習方法が非効率な場合は、より多くの時間がかかることになります。
英語を習得するには、脳の性質上時間がかかることを覚悟してください。しかしながら、多くの時間は「記憶」と「自動化」のための繰り返しに費やすことになります。その繰り返しは、電車・バスの中、歩きながら、車を運転しながら、家事をやりながら、お風呂に入りながら可能です。そのような「ながら時間」であれば、どんなに忙しい人でも最低でも1日1時間程度を確保することは可能なのではないでしょうか。
1日どれくらい英語を学習すればいいの?
例えば、毎日通勤時間1時間と、机に向かう30分でトータル1時間半を確保するというのがお勧めです。単に1日1時間半というと、「絶対に無理」と思う方も多いと思いますが、これだとできそうではないですか?「記憶」と「自動化」のための「インプット」の繰り返しは通勤時間に行い、「理解」と「アウトプット」の繰り返しは机に向かって行うというのが、インプットとアウトプットのバランス、「理解」「記憶」「自動化」のバランスの面からも理想的です。毎日学習することが重要です。学習の間に睡眠が入り記憶が整理されるため、より効率的に学習できるということが脳科学で立証されているからです。
アメリカの国務省の統計などから、第二言語を習得するには、大人の脳は3,000時間以上の学習を要求するという結論が導き出せます。単純に時間だけを考えた場合、高校卒業以来英語にほとんど触れていなければ、最低でもあと1,500時間の学習が必要です。まずは1,000時間集中することを目標にして頂きたい。毎日1時間半確保できれば2年で可能です。
効率的に英語を習得するには、一定期間集中して学習する時期が必要です。なぜなら、脳内の記憶をつかさどる「海馬」は、長くて1ヶ月程度しか記憶を保管しません。情報の貯蔵庫である側頭葉にその情報を保存するには、その1ヶ月以内に覚えたい情報を何度か繰り返し海馬に送信する必要があります。多くのことを記憶するには、短期間で集中して繰り返す必要があるということです。また、記憶された情報を無意識的に使えるようにするための自動化も、情報が側頭葉に送られてから直ぐに、集中的に行った方が効率的です。
英単語はどれくらい覚えればいいの?
英単語数は最重要語の2,000ワードファミリーとビジネスでの頻出語の習得が第一目標です。ワードファミリーとは、派生した単語も一つの語として数えます。これは英ビクトリア大学の言語学者の経済学テキストを調べた結果、神戸大学のイギリス英語のコープスを調べた結果、そして米ブラウン大学のコープスの研究結果を総合した結論です。
中学校3年間で学習する単語は1,100〜1,200語程度です。それらに加えて1,000語程度の重要語と、それらの派生語と活用語、そしてビジネスでよく使用される語彙を理解できるようにすることが第一通過地点となります。そして、理解できる単語をアウトプットできる(使える)ようにしていくと同時に、理解できる範囲を徐々に広げていくことです。
単語の数だけにこだわらず、特に最重要語2,000語を深く知ることも重要です。上記の研究結果をみると、最重要語2,000語は何度も使用されており、その結果全体の80%以上をカバーすることがわかっています。しかしながら、それらの最重要語はいつも同じ意味や使われ方をしているわけではありません。動詞に副詞や前置詞がついて様々な意味を持ついろいろな郡動詞として出てくる場合もあります。活用語や派生語も異なる意味をもつ場合があります。最重要語(特に動詞)の1つの意味だけを覚えてもあまり意味がないということです。
英単語はどうやって覚えればいいの?
音声(CD)が付属しており、例文で覚えるタイプの市販の単語集を使用し、意味、スペリング、発音(ストレス・イントネーション・リズムを含む)を意識しながら毎日聞くこと、そして口に出したり、書いたりすることでその単語をアウトプットすることです。脳科学研究から、物事を関連づけると記憶力が向上することがわかっています。例文で覚えることは他の単語や文の構造、文章全体の内容と関連づけることになるので、単語を効率的に覚えられます。また、脳科学研究は、耳の記憶は目の記憶よりも強くこころに残ること、そしてインプットよりもアウトプットを繰り返す方が、情報が脳に定着しやすくなることも指摘しています。
特に最重要語は、一つの単語に複数の訳語がある場合が多いですが、その場合はそれら全てに共通する中核的な意味やニュアンスをとらえることが重要です。それが、ネイティブ・スピーカーがその単語に持っている意味的な感覚だからです。複数の訳語を関連づけて覚えることにもつながりますので効率的に覚えられるはずです。
中核的な意味を捉えたり、最重要語の関連語・派生語を習得するには、語源を意識すると効果的です。「今週の語源」を見てみてください。
最重要語2000語を習得した後、それらの様々使い方(どのような語や句とセットになりやすいかなど)や、様々な意味やニュアンスを理解し覚えるため、また新しい語句を習得するため、比較的容易な英文を多く読み、そして聞くことも効果的です。
文法は勉強しなければならないの?
文法は言語の規則性(ルール)のことですが、その本来の目的はその言語の習得を効率的にすることです。ルールを知っていれば、ばらばらに覚えるより効率的です。従って文法は学習すべきです。しかしながら、文法が学問になると、その本来の目的から逸脱し、言語の習得にあまり役立たない文法が出てきます。それらは無視して例文で覚えた方が効率的な場合もあります。
子どもが文法を学習しなくても言語を習得できるのは、脳の性質が大人と異なるからです。子どものころ(臨界期前)は、絶対音感や「九九」などの意味のないことを丸暗記する「意味記憶」の能力が発達しているため、文法のようなルールは自然に身につきますが、大人になるとその「意味記憶」能力は衰退し、自然には身に付かなくなります。そのかわりに、物事をよく理解して覚える「エピソード記憶」能力が発達しますので、大人は文法を学習する必要があり、またその能力が発達しているということです。
日本人の英語の発音が通じないのはなぜ?
英語は日本語にはない発音が多く存在することが一つの理由です。日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、英語は20あると言われています。子音は英語の24に対して、日本語は16と言われています。また、英語には日本語にはない、「無母音声」というものがあります。これらの理由により、日本人には英語を正確に発音することが難しいのです。
日本語は発音数が少ないため、同じ発音で全く違う意味を表す語彙が非常に多く存在しますが、英語は発音数が多いためその様な語彙は圧倒的に少ないと言われています。従って、日本語の聞き手は、単語の意味について、多くの意味のうちどの意味で言っているのかを想像する必要があります。一方で英語の聞き手は、想像する必要がない代わりに、正確に発音を聞き分ける必要あります。すなわち、英語の話し手は、言っていることを理解してもらうために正確に発音しなければなりませんが、日本人は英語を正確に発音できません。また、英語の聞き手は、その意味を想像してくれない(想像する必要がないのでその能力がない)ので、日本人の英語は通じないのです。
英語を外国語として習ったことがないネイティブに英語は教えられるの?
大人の場合、未習の単語や文法項目を理解するときは日本語で理解することになります。英単語は英英辞典を使い、別の英単語で言い換えられるようにすべきとの少数意見もありますが、少なくとも初中級者にはそれは無理ですし、最低でも最重要語2,000語は日本語で理解し、覚えた方が効率的です。文法の場合は、日本語との違いを意識しながら理解することも必要です。これらをフォローできるのは日本人Tutorだけです。日本語を理解していないネイティブには対応できません。
日本人が陥りやすい間違いや、日本人が英語を習得する上で壁にないそうなところを熟知しているのは日本人Tutorです。例えば発音については、なぜ日本人は「she」と「sea」の「シ」が同じ発音になってしまうのか。そもそもそれらが同じ「シ」でないことを当然だと思っているネイティブに、当然ではないと感じている日本人を教えることは非常に困難です。
苦労して英語を習得した日本人Tutorの経験は、学習者が無駄な苦労を避け、効率的に英語を習得するために非常に役に立ちます。外国語を習得するにはどのように学習したらよいかを熟知しているネイティブは、TESOLなどの資格を持っている人の中でも稀です。一方で日本人Tutorは身を持って経験することによりそれらを熟知しています。
英語を母国語としない日本人講師に英語は教えられるの?
単語と文法は正しい英語でも、ネイティブには非常に不自然な表現は無数に作れます。英語を母国語としない日本人Tutorが、それら全てを見極めるのは不可能です。例えば、”The brothers of my parents were four” という英文は文法的には全く問題ありませんが、非常に奇妙な文です。”I had four uncles” がより自然です。このように、自然な表現か不自然かは文法の範疇を超えており、ネイティブが「言うか言わないか」の世界になります。それらは、ネイティブではない日本人Tutorには到底対応できません。
学習者の発音やイントネーションが本当にネイティブに通用するかどうかは、ネイティブTutorに任せるべきです。
ビジネスで一般的に使用されている定型表現、社会言語要素や、ことば以外でコミュニケーションに影響を及す要素もネイティブに任せた方が効率的です。社会言語要素とは、ある状況下で特別な意味を持つ語彙や表現のことをいい、文化や歴史などの社会的背景と関係している場合が多い要素です。例えばアメリカでは親しみを込めて上司をファーストネームで呼ぶことなどです。ことば以外でコミュニケーションに影響を与える要素とは、英語圏でのコミュニケーション上のルールやマナー、ボディ・ランゲージなどです。これらを全て正しく身につけている日本人は稀でしょう。

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